耐熱電線について
はじめに
こんにちは。5月のブログを担当するMです。
今月は「耐熱電線とその選定方法」についてご紹介いたします。
耐熱電線って?
「耐熱電線」と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
文字通り、「高温に耐える仕様の電線」のことです。
一般的な電線・ケーブル類には、PVC(ポリ塩化ビニル)やPE(ポリエチレン)といった被覆材料が使われており、耐熱温度は60℃~80℃程度です。
一方、耐熱電線はそれらよりも耐熱性の高い材料を使用しており、より高温で過酷な環境下でも使用できる特長があります。
耐熱電線に明確な規定はありませんが、福電では主に耐熱温度150℃以上の電線・ケーブルを総称して「耐熱電線」と呼んでおります。
耐熱電線ってどんなところに使うの?
前回のブログでご紹介した「補償導線」は、熱電対専用のリード線でしたが、耐熱電線には特定の用途は定められていません。
その汎用性の高さから、さまざまな場所で使用されています。
代表的な使用例を挙げると、以下のような環境が考えられます:
・工場内の熱がこもる設備内や、炉の輻射熱の影響を受る場所
・ヒーター周辺の配線やヒーターの口出線
・車両のエンジン周りや機械類のモーター周辺
・恒温槽や乾燥室など高温環境にさらされる場所
このように、耐熱電線は高温に耐える必要のある現場で幅広く活躍しています。
耐熱電線に使用される材料とその特徴
耐熱電線が一般的な電線と異なる点は、主に導体と被覆材の種類にあります。
これらの材料の選定により、使用可能な温度や耐久性が大きく変わります。
下表は、耐熱電線に使用される代表的な導体・被覆材とその特性をまとめたものです。


用途や設置環境に応じて、これらの材料を組み合わせることで最適な仕様をご提案可能です。
まとめ
今回は、「耐熱電線」の基礎知識と主な用途、使われている材料の特性についてご紹介しました。
お客様のニーズに応じて、当社では多様な耐熱仕様の電線・ケーブルをラインアップしております。
詳しい製品情報は、下記ページからぜひご覧ください。