Q 1: | 補償導線のサイズを選定するには、何を判断基準に決定したら良いか? |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A 1: | 熱起電力の特性は、導体の太さには影響されません。 配線する場所、距離、柔軟性などの機械的特性を考慮し選定される。 サイズ別に分けると
|
Q 2: | 補償導線と補償導線をつなぐのに何を使用すれば良いか? |
||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A 2: | 補償導線は無接続が原則です。
|
Q 3: | 銅テープと銅編組シールドでは接地(アース)の取り方は違いますか? |
---|---|
A 3: | アースの端末処理が違うだけで、基本的にはアースの取り方は同じである。 銅テープの場合は一般的にはIV線等を繋げて端末処理を行い、 銅編組シールドにおいては、編組部をよじってY端子等をつけて端末処理を行うのが一般的である。 |
Q 4: | 補償導線のシールドの効果および、どのシールドが一番遮蔽効果が高いのか? |
---|---|
A 4: | ・電力線などの電圧により生じる静電誘導障害の除去⇒静電遮蔽 |
Q 5: | 現在、KXタイプの補償導線を使っていますが予算が無い為VXを使用したいのですが何か支障がありますか? |
||||
---|---|---|---|---|---|
A 5: | 支障はないが但し、下記の問題がある。
|
Q 6: | ガラス編組被覆の補償導線を湿気の有る所若しくは水が掛かるとどの様な影響がでますか? |
---|---|
A 6: | 吸湿や水の浸透により絶縁不良を起こし、正確な温度測定ができなくなります。 |
Q 7: | 補償導線と被覆熱電対との違いを詳しく教えて下さい。 |
||||
---|---|---|---|---|---|
A 7: |
|
Q 8: | 同じ種類の補償導線でサイズを変更した場合は何か問題はありますか。 |
---|---|
A 8: | 同じ種類であれば問題なし。途中接続の場合も問題ないけれど、接続箇所の周囲温度に気をつける。 |
Q 9: | 熱電対と測温抵抗体との違いを教えて下さい。 |
---|---|
A 9: | 熱電対は温度差によって生じる熱起電力を読み取るのに対し測温抵抗体は測定温度によって変化する抵抗値を読み取る方式です。 |
Q10: | 補償導線と動力線を一緒に配線する場合、何に注意すればよいですか? |
---|---|
A10: | 補償導線と動力線を平行に配線する場合に動力線の電流によっておこる電磁障害に注意する必要があります。 |
Q11: | VX,WX,KXの識別方法を教えて下さい。 |
---|---|
A11: | まず、+脚の色で識別します。 銅色ならVX、銀色ならKXかWX |
Q12: | 補償導線の端末に銅のY端子は使用出来ますか? |
---|---|
A12: | 銅のY端子は補償導線の導体と異なる材質になりますので、温度誤差が発生する可能性が御座います。 |
Q13: | 2012年にJIS規格が改定され、被覆の色が変わりましたが改定前の被覆色を購入する事は可能でしょうか? |
---|---|
A13: | JIS-81年版ではK補償導線のシース色は青色でしたが、JIS-2012年版ではK補償導線は緑色に改定されております。 |